ランクルの走行性能は?

ランドクルーザーは、スポーツモデルのように整備された舗装路の上をものすごいスピードで走るために作られた車ではなく、いかに荒れた路面を走破することができるかというオフロード走行性能を極めた車です。

ですので、走行性能といっても0-400mや0-100km/h加速などのタイムをみて、車の走行性能を見るのはナンセンスです。

あくまでも目前にある悪路をいかに走破して、いかに目的地に到着することができるのかというのが大事なのです。

まずこの部分はしっかりと押さえておき、そのうえで走行性能を見ていきましょう。

まずエンジンスペックです。

現行型の200系モデルは4.6リッターV型8気筒DOHCである1UR-FEエンジンを搭載しています。

このエンジンは、北米向けのピックアップトラックであるタンドラやセコイアなどに搭載されているものと同じもので、ランドクルーザーにはさらにDualVVT-iと呼ばれる可変バルブタイミング既往が付けられています。

1UR-FE型エンジン自体はそもそもアメリカ向けの大排気量エンジンとして作られているため、どちらかというと日本人の好みというか日本の風潮とはちょっと違うエンジンとなっています。

エンジン排気量からしてオーバースペックなことからもそういったことがよくわかると思います。

馬力やトルクなどのパワースペックは最大出力318ps、最大トルク46.9kgf・mとなっています。

4.6リッターもの大排気量エンジンでありながら318psと国産の2リッターターボエンジンモデルが軽く出すことができるパワーで収まっているのは、これもアメリカ人の好みということと、ランドクルーザーが最大出力で走るような車ではないからです。

その分、最大トルクを見てください。46.9kgf・mと数値自体はこのエンジン排気量を持つエンジンとしては一般的なものとなっていますが、発生回転数が3400rpmとかなり低めになっているのです。
エンジンのトルクカーブを見ても2000rpmぐらいから十分なトルクが出ている状態になっていることからも、このエンジンがエンジン回転数をあげてガンガン走るタイプのものではないということです。

まさにオフロードマシンのエンジンと言っていいでしょう。

次にと乱視ミッションですが、200系には6速の多段式オートマチックトランスミッションが搭載されています。

さすがのトヨタもオフロードマシンにCVTを積むことはないようですが、ここで出来ればマニュアルトランスミッションが欲しかったところです。

オートマチックトランスミッションも楽でいいのですが、いざという時に頼りになるのはマニュアルトランスミッションです。

スタックした時に脱出しようとアクセルペダルを踏み続ける状態が続くとオートマチックトランスミッションのトルクコンバーターは簡単に値を上げてしまうからです。

トランスミッションのギヤ比としてはオフロードマシンであるため全体的に低め、特に1速はかなり低くなっているので、強力なトラクションを生み出すことができそうです。

これがオンロードだったら2.5トン以上もある車体を軽々と走らせることでしょう。

次にサスペンションですが、これはあまりいただけません。

リヤサスペンションはコイルスプリングを用いたリンク式のリジットサスペンションなのでいいのですが、フロントサスペンションはオンロードを意識しすぎためにダブルウィッシュボーンとなってしまったのです。

ダブルウィッシュボーンというサスペンション構造は大きなストロークを稼ぐのには向かない構造で更に独立懸架なのでオフロードでは使い物になりません。

はっきりいって足回り、特にフロントはダメな車です。

これに電子制御式のフルタイム4WDシステムが付けられているので悪路走破性はまずまずとなっているのですが、どう見てもランクルで生きるか死ぬかというようなオフロード走行はできません。

どちらかというとスキーに行くときにわずかに積もった雪道を走ったり、たまにごろた石があるような河原で走るのを楽しむのに向いている車といっていいでしょう。

本当のオフロードマシンの性能を手に入れるには70系以前のモデルでなければ無理でしょう。

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▼ランクルの走行性能は? ※まさにオフロードマシンのエンジン搭載・・・

【概要】
ランドクルーザーは、スポーツモデルのように整備された舗装路の上をものすごいスピードで走るために作られた車ではなく、いかに荒れた路面を走破することができるかというオフロード走行性能を極めた車です。 ですので、走行性能といっ…

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